魚屋のお仕事

お給料を減らしてください!

惨めになった自分を元気づけるために、
私の仕事の頑張りを聞いてもらったけど、
もうちょっと元気になりたいので、もう少し聞いてください。


他にも、私のよさを言うと、
常に頭を回転させて、
次から次に仕事の先取りをするのが得意だ。


これはみんなが段取りよく仕事が出来ることに繋がり、
何と言っても仕事の流れがよくなりミスの防止にも繋がる。


それから、基本的にきちんとすることが好きなので、
イベントの記録を取るのも私だけで、
私がいないと分からないことだらけだ。


あっ、でも、ええ加減な魚屋なので、
以前のように、行き当たりばったりですれば、
それは私がいなくても困らない。


商品管理も私がいないと滅茶苦茶だけど、
これも拘らなければ困らない。
ただ、悪い魚に当たったお客さんは気の毒だけど。


それから、注文を正確に起こして現場に仕事を回すと言う、
一番大事なことを確実にこなせるのは私しかいない。


これは私がいないとかなり困ると思うけど、
それほどの注文も、今では、盆暮れくらいしかないから、
困るのは盆暮れくらい。


こうして書き上げて行くと、
繁盛している魚屋だったら、私は、結構、役に立つと思うけど、
今みたいに魚もお客さんもない状態だと、
私自身、私の価値はないなぁと思う。


(社長の)奥さんが、毎日毎日、私に、やれ、
「(経営が)やっていけるやろうか」とか、
「(経営が)本当に苦しい」とか、
「どうしたらいいか考えてください」
などと言うけど、その気持ちも分からないではない。


とは言うものの、言われる私は針のむしろだ。


鮮魚以外の部門もあるのだけど、
そこのパートさんたちにも、
余り(時給を)出してないなどと言われると、
さも、私はたくさんお給料をもらってるように聞こえるけど、
時給に換算すると、私なんて、
県の最低賃金より数百円も下回っているのだ。


そこのパートさんの中に、
私ほど時給の低い人はいないと思う。


今でこそ、私の存在価値はないかも知れないけど、
魚屋が忙しい間も、私は、ずっと、
県の最低賃金より数百円も安い時給で、
働いて来たのだ。


その日も、また、奥さんの泣き言が始まり、
とうとう、私もついに我慢の限界に達した。


「奥さん、私のお給料を○万円減らしてください!」


そう言って、私は提言を続けた。

                                   



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魚屋で働いているとバカって思われます

今日は、魚屋で売り子をしていると、
世間の人は私を『バカ』と思ってるんだなぁと思うことがありました。


今までは、人に低く見られと言うことは妬まれないと言うことで、
ちょっぴり、気に入っていたのだけど、
この間からの問題で、心が弱くなってるのかな、
情けなくなったので、手前味噌で恥ずかしいけど、
私の仕事に対する努力を聞いてください。



魚屋の事務員として働き始めた頃、
私はお店の中のカウンターを机代わりにして事務仕事をしていた。


そこからは色々なことがよく見え、
素人の私でさえ、名コンサルタントになれそうなほど、
魚屋の様々な問題点がよく分かった。


問題点の一つに品出しの悪さがあった。


何しろ、店頭に商品を並べるのが遅すぎて、
随分、売り損なっていると感じた。


何故、早く品出しを出来ないかと言うと、
魚を卸すのが遅いなどと言った技術面の問題ではなくて、
売値が出ないと言う、事務的な問題だった。


売値が出ないのは、
例えば、カツオやヨコワなど、大きな魚をブロックにして売る時、
仕入れの正味単価がすぐに出ないからだ。


魚と言うのは、丸からブロックにして売るので、
仕入れ単価が分からなくなるのだ。


もちろん、正味になった時点で目方を量ってもいいのだけど、
私は、仕入れした時点と言うか丸の目方が分かった時点で
魚の単価を出せるようにした。


とにかく、売り損なわないように早い品出しを心掛け、
そのためにどうしたらいいかを考えて、
まず、私は魚のデーターを取った。


魚毎に丸の目方と正味の目方を記録し倍率を出した。


魚は子を持つ時期などによって、正味の目方も、随分と変わるので、
もちろん、日付も入れて記録を取った。


そうして、その日仕入れた魚の丸の目方さえ量ってもらえば、
すぐに、正味の仕入れ単価が出せるようにした。
仕入れ単価が出れば、売値単価も出る。


ちょっと、手前味噌になってしまうけど、私が魚屋に入ってから今に至るまで、
ここの魚屋では、私ほど早く魚の単価を出せる者はない。
(ってことは、やっぱり、魚屋はバカかも (笑) )


でも、そんな私にしか出来ないことも、早い品出しも、
最近は必要がなくなった。


ぼちぼち品出ししても十分間に合う。


なぜなら、魚も入らないし、お客さんもめっきり減ったからだ。


私は、魚屋での自分の存在価値を見い出せず、
(社長の)奥さんに、ある申し出をした。

                                      



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信頼関係

職場の○○ちゃんに、
「雇いたいと思うのは凛さんだけ」
って嬉しいことを言ってもらえた続きやけど。(*'-'*)


それはね、私は○○ちゃんにしても××ちゃんにしても、
常に、○○ちゃんたちが仕事をしやすいように心掛けてたからだと思う。


何をしてあげたら、仕事がしやすいかを考え、手助けをしてたら、
次第に信頼関係が出来上がった。


信頼関係って、仕事がスムーズに流れるために必要だと思うよ。


私ってね、
御恩と奉公の関係って言うか、義理人情って言うか、
仁侠の世界が好きなんよね~(笑)(*´∇`;*)


でもね、

私が手助けをする人は、私がいい人間だと見込んだ人だけでね、
そこが、まだ仁侠には程遠いんよ~。(*´∇`;*)





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嬉しい言葉

昨日はね、
○○ちゃんに嬉しいことを言ってもらったよ。


「俺が経営者でも、俺みたいなもんは雇わん」 Σ( ̄ロ ̄|||)

な~んて、謙虚な○○ちゃんがね、言ってくれたの。


「ここで雇いたいと思うのは、凛さんだけ」 


本当に!?  (●´ω`●) 
嬉しい~! ヾ(=^▽^=)ノ
こりゃ、忘れんように、メモメモ φ(.. )


厭なことがあった時に、読み返して、
嬉しい気持ちになれるよう、
ここに書き留めておこ~うっと。('▽'*)



 
(大根ダイエット中の私やけど、
こんな可愛いイメージじゃござんせんのよ
                   (画像お借りしました)



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仕事の出来る人

小さな町の、小さな魚屋さんで、
私が見て来て感じたこと。(*'-'*)


仕事の出来る人は、仕事をため込まない。


今、出来ることは、今、する。


仕事が出来ない人は、すぐにしない。
すぐ、出来ない人は、いつまでたっても、出来ない。


私が小さな町の小さな魚屋さんで、感じたこと。(*'-'*)





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