すごい偶然だったけど、
職場体験に来た小学生の男の子たちの担任の先生は、
凜太郎の17年前の担任の先生だった。
凜太郎、小学3年生。
生まれたばかりの凛次郎は0歳だった。
私は、参観日には、いつもミルクと紙おむつを持って、
凛次郎を連れて行った。
魚屋で働きだしてからと言うもの、
私は、子育てがやりっぱなしになったけれど、
あの頃の私は、子供だけを、子供しか見れない、
そんな母親だった。
そう言えば、クラス活動(親と子の触れ合い授業?みたいなもの)
が、ドッヂボールだった。
私は、クラス活動の前に、運動音痴の凜太郎に、
ドッヂボールの猛特訓をすることにした。
何しろ、凜太郎は、ほとほとセンスがなくて、
相手に背中を見せて逃げるようなことをして、
私を奮起させた。
「ヘタクソ~!
背中を見せて逃げたら、すぐ当てられるやろうがね~!
お母さんがお手本を見せるけぇ、よう見とき!」
私は凛次郎を背中におぶったまま、逃げ方のお手本を見せた。
背中で、凛次郎がゆさゆさ揺れ、私は息がはぁはぁ上がった。
本番のドッヂボールの試合では、私は、最後まで残った。
翌日、凜太郎は、先生に、
「凜太郎君のお母さんは、ドッヂボールが上手ね~」
と褒めてもらえたと、喜んで学校から帰って来た。
どうも、特訓した甲斐があったのは、
凜太郎じゃなくて、私だったみたい。
子供だけに自分の全エネルギーを注いでいたあの頃。
日々、子育てに追われ、疲れ切ってた私。
でも、そんな頃が、一番、幸せだったなぁと、
昨日、しみじみと思ったのだった。
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凜太郎の17年前の担任の先生だった。
凜太郎、小学3年生。
生まれたばかりの凛次郎は0歳だった。
私は、参観日には、いつもミルクと紙おむつを持って、
凛次郎を連れて行った。
魚屋で働きだしてからと言うもの、
私は、子育てがやりっぱなしになったけれど、
あの頃の私は、子供だけを、子供しか見れない、
そんな母親だった。
そう言えば、クラス活動(親と子の触れ合い授業?みたいなもの)
が、ドッヂボールだった。
私は、クラス活動の前に、運動音痴の凜太郎に、
ドッヂボールの猛特訓をすることにした。
何しろ、凜太郎は、ほとほとセンスがなくて、
相手に背中を見せて逃げるようなことをして、
私を奮起させた。
「ヘタクソ~!
背中を見せて逃げたら、すぐ当てられるやろうがね~!
お母さんがお手本を見せるけぇ、よう見とき!」
私は凛次郎を背中におぶったまま、逃げ方のお手本を見せた。
背中で、凛次郎がゆさゆさ揺れ、私は息がはぁはぁ上がった。
本番のドッヂボールの試合では、私は、最後まで残った。
翌日、凜太郎は、先生に、
「凜太郎君のお母さんは、ドッヂボールが上手ね~」
と褒めてもらえたと、喜んで学校から帰って来た。
どうも、特訓した甲斐があったのは、
凜太郎じゃなくて、私だったみたい。
子供だけに自分の全エネルギーを注いでいたあの頃。
日々、子育てに追われ、疲れ切ってた私。
でも、そんな頃が、一番、幸せだったなぁと、
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