おもしろいことがあった。


母も私も郵便局に用事があったので、
その日、私たちは郵便局で待ち合わせることにした。


私が郵便局に行くと、40歳くらいの男性が、母のそばで、
気取った顔をして、とても甲斐甲斐しく、
母が用紙に記入するのを世話してくれていた


その姿は 親切と言うより出来る人 と言った感じ。


私が母のそばに行くと、その男性は任務を終えたように、
すっーと、本来の定位置に戻って行った。


すると、母がケタケタ笑いながら、
でも、一生懸命ひそひそ声で、ことの次第を私に話してくれた。


母は用紙に「通帳の...」と書こうと思ったらしいのだけど、
もう歳のせいで「通帳」の「 」の字を度忘れしたらしい。


それで、気取った彼に「通帳の帳の字を教えてください」と言うと、
気取った顔で弓偏 を書きだしたそうだ。
きっと、「 」を書こうとしたのだろう。


(気取った顔で、年寄りの世話をしている彼が だ。
その姿を想像しただけで、私は笑える。笑いが止まらない)


弓偏を見て、母はハッと「帳」の字を思い出して、
自分で「帳」の字を書くと、
今度は気取った彼が、アッと自分の誤字に気が付いたらしい。


本当は優秀な彼だけど、
やっぱり、歳のせいでうっかり漢字を間違えたのだろう。
でも、倍近い年の母の方がまだましだったってこと、
世話しているつもりが世話してなかったってことがおもしろい。


母の誕生日のこの日、いい思い出が出来た。
 (久し振りに記事を書いたらちゅかれた~、(*´∇`;*)あは)



追伸 決して、彼を嘲笑しているのではありません。
    日常の何気ない所に落ちていたおもしろ話です。
    ちなみに、私は歳のせいではなく漢字が苦手です。
    決して、人を笑えるような自分ではありません。あしからず。




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