魚屋の事務の仕事が舞い込み、在宅でもいいと言われ、
それならばと、始まった魚屋の仕事だけど。


ほんのお手伝い程度のつもりが、1年も経つ頃には、
午前3時には起きて魚屋に行くようになった。


昼間の魚屋は、店売りが忙しくて、
落ち着いて事務が出来ないから、早朝に出勤して事務をした。


そして、一旦、家に帰って家事を済ませると、
また、忙しなく店売りの手伝いに魚屋へ行った。


その頃の魚屋は、猫の手も借りたいほどの忙しさで、
あっちに走りこっちに走りして、お客さんをこなすのが楽しかった。


不謹慎だけど、
お店屋さんごっこをしてるみたいにおもしろかったよ。




それから10年以上の月日が流れ、
勝手なもので、子供が自分から離れた今になって、
あの頃の自分を後悔してる。


二人の子供を、ほったらかしにしてまで、
あんなに魚屋のために働く意味があったのかな...。(*´ェ`*)


子供と過ごせる時間なんて、
自分の一生から見たら、ほんのわずかな時間なのに、
その貴重な時間を削る価値があったのかな...。(*´ェ`*)



凜太郎が生まれて、10年ちょっと、
どっぷり専業主婦を過ごしていた私が、
病院の栄養士さんたちと関わり合いながら仕事をしている内に、
何だか、自分が社会の役に立っているような気持ちになったのだ。


大して役にも立っていないのに、
自分が役にたっていると勘違いして、すごく嬉しくなったのだ。


笑えるほどの大きな勘違いをしていた。



子供が可愛いとか、子供が一番大切だと言いながら、
結局は、自分が一番大切だったのだ。





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