魚屋の午後からは、まったりしている。
私は、○○ちゃん(魚屋のお兄さん)に話し掛けた。


「STAP細胞 すごいね~!」

「.....」

「万能細胞。知らん?」

「.....」


きょとんとした○○ちゃんは、どうも、昨日、
世界を駆け巡ったニュースを、知らないみたい。


私は○○ちゃんに説明した。


「あのね、山中教授のiPS細胞は、
遺伝子を組み込んで、万能細胞を作るらしいんよね。

でも、今度のはね、ストレスを与えたら、ひとりでに出来たんて。

それがねぇ、
化学系出身で生物学の先入観がなかったんがよかったみたい。

幹細胞ってね、普通の細胞より小さいんて~。
それでね、細いガラス管に通して、小さい細胞を選別する実験を
しよったら、ガラス管に通す前にはなかった幹細胞があったんて。

普通やったら、見つけられんやっただけって思うやん、

やけど、この先生は、細いガラス管に入れられたストレスで
作られたんやないかって思ったんて。

これはね、生命科学ではあり得ん常識なんて。

普通、細胞って細胞分裂を繰り返していくやん、
それが、逆に、元に戻るってことは、絶対、有り得んのって。

にんじんとかの植物ではあるらしいけど、
哺乳類では、絶対に、あり得んのって。

初めはね、ネーチャーに投稿しても受け入れられんやったんてよ。

理研のえらい人がね、やり抜く力って言いよったよ。

すごいよね~!!!」


私は、STAP細胞が生命科学の常識を覆す画期的なことであること、
それは、小保方さんが生物学の常識にとらわれなかったことが
成功に繋がったこと、そして、小保方さんのやり抜く力に敬服したこと、
それら、私が感動したことを、一気に話した。


もちろん、私は、小保方さんはすごい綺麗だなぁって思ったし、
割烹着にも目が行ったし、
まだ、30歳ですごいなとも思った。


ただ、○○ちゃんは、宇宙にすごい興味があって、
広い意味で、同じ科学の話なので、
私は、女性目線の話はすべて端折ったのだ。


○○ちゃんは、私の拙い説明にも、しっかり、耳を傾けてくれて、
「これが、神への冒涜にならなければいいけど」
と、重要な成果が誤った方向へ進むことを危惧した。


しばらくして、私が○○ちゃんにSTAP細胞の話をしたことを知らない
××さん(魚屋のお姉さん)が、○○ちゃんに話していた。


「割烹着着てからね~。
すごいきれいな人~。
まだ、若いのにね~」


××さんの話は、
「割烹着」「きれい」「若い」のワードだけだった。(笑)


××さんは、よく、時事ネタを持ってきてくれるけど、
私が内容を聞くと、いつも、
「...よう、分からん」
と言うのだ。(笑)


そんな××さんは、ファッションやお洒落には目ざとく、
とっても可愛くて、憎めないのだ。





注意 私のSTAP細胞の説明は確かではありません。
    あくまで、私が○○ちゃんに話した内容です。あしからず。



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