最近、ちょっと、お客さんが戻って来てくれてる感じがする魚屋です。


昨日は、久し振りに、頭も体もフル回転でした。


まず、朝の宅配便で、イカをお刺身にして送る注文があったり、
近所の居酒屋さんがバサッと魚を買ってくださったり、
電話でお魚をたくさん買ってくださるお客さんもあったり、
次から次に仕事が切れなくて充実しました。


私は、今朝、仕事に就くなり、宅配のイカの注文が入ったことを聞き、
すぐに、宅配用のイカを取り損なわない内に、
そのイカを取り、目方を掛けて金額を出しました。


そして、刺身のつまやワサビ、保冷剤、スチロールの準備をしなきゃ、
と頭に入れてお店の準備もします。


もちろん、一番忘れちゃいけないのは、
刺身を引く○○ちゃん(魚屋のお兄さん)にも、そのことを伝えておくことです。


この注文は、前日に予約があったようで、
私なら受けた時に、前もってスチロールの用意をしておくのになぁと、思いました。
だってね、ちょうどいい大きさのスチロールを探すのが一苦労だからです。


お店の準備をしていると、居酒屋さんがお店の前を通りました。
そして、居酒屋さんが、「キスゴ」を買おうかと迷ってる気配を感じるや
いなや、私は、素早く
手早く無造作に棚に出してあるキスゴ全部の目方を量り、
金額を出し、急いで
匹数も数えました。


「素早く
」は、居酒屋さんの購買に気持ちを引き付けるためです。
「匹数」を急いで
数えるのは、
居酒屋さんなので、1匹当たりの値段を教えてあげるためです。
そうやって、買いやすい環境を整えてあげるのです。
とにかく、「早く
」が肝心です。


そうして、近所の居酒屋さんが買ってくれた魚は、
昼までに調理をして配達をすることになったので、
取り敢えず、魚が傷まないように冷蔵庫に直しましたが、
忘れないよう
しっかり頭にインプットしておかなくちゃいけません。
目の前から仕事が消えたら、仕事を忘れてしまいがちになるからです。


電話のお客さんは、急ぎで、調理をしてあげなきゃいけません。
なるべく、鮮度や質のいい魚を選んであげようと思うから、
ちょっと、手間がかかります。


これらのことを、メモを取る暇がないので、
頭に保存しながら
お店の準備を進めていくわけです。


PCで例えたら、タブの数を増やしている状態です。


こうやって、文章に打ち込むと、しっかり頭に記憶されるけど、
お店の準備をあれこれしなきゃと焦ってる中で、
宅配のイカの件や、居酒屋さんのキスゴの件や、電話のお客さんの件など、
口でばばっと言われることは、記憶が浅いものです。


それに、お客さんの接客に追われるようになると、
やっぱり、忘れがちになる訳です。


殊に、宅配便も配達も時間厳守ですが、
目の前の仕事に追われると、時間の意識がなくなってしまうのです。
そう言う意味で、頭に保存しながらの、お店の準備と注文の処理は想像より大変です。


さて、そうしていると、
いつも大量に魚を買ってくださるお客さんが来られました。


決断が早く
 調理入らず 大量買い 
私の好きなタイプのお客さんです。


パッパ
パッパ10数種類も品を買ってくださり、
私はササッ
と計算していきますが、
計算していても、宅配、居酒屋、電話のお客さんの注文を、
しっかり、頭の片隅に感じながら計算して行きます。


そのお客さんが色々買ってくれてる間に、他のお客さんもさばいていきます。
私は、こんな風に、頭がフル回転する仕事が大好きなんです。


私は記憶力がすごく悪くて、それが、私の弱点ですが、
意外にも、忙しい時の方が、記憶力もシャキッ
とします。
どうも、気持ちが頭に連鎖されるような気がします。


1日半経った今でも、
そのお客さんが買った10数種類の魚と金額を言えるほどです。


記憶力の悪い私が、どうして、
こんなに時間が経っても覚えていられるほど記憶できるかと言うと、
やっぱり、気合
と緊張感のような気がします。


テクニック的には、私の場合は、目に焼き付けるとよく覚えられます。
魚の値段は、1匹ずつ値段を書きますが、
私はその値札と言うか、その文字ごと頭に記憶されるようです。


頭に保存した仕事を、忘れることなく無事にこなし、
来店の次から次のお客さんをさばき、
卒なく品出しをして、充実した一日でした。





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