魚屋さんでは、昨日、仕入れた魚と、今日、仕入れた魚がある時は、
今日、仕入れた魚を「弟」と呼びます。
そして、昨日、仕入れた魚を「アニキ」と呼びます。

だいたい、普通の魚屋さんは、長くても2日で売り切るものらしいです。
だから、「アニキ」と「弟」しかいません。

が、私の職場の魚屋さんは、
アニキの前のアニキ、そのまた前のアニキもあったりします。

毎日、毎日、同じスチロールに同じような魚ばっかり入って、
どれが、アニキやら、大アニキやら、大大アニキやら
訳分からんようになります。

でも、私は、自分の持ち場の魚については把握するよう努めています。

そんな今日のことです。
ちょっと嬉しいことがありました。


「このマナガツオで味噌漬けをしようと思うけど、
味噌漬けやったら、食べるのは2,3日後になるけどいい?」

と、お客さんに聞かれました。

「いいですよ。でも、今日、入ったマナガツオじゃないですよ」

と、
私は、お客さんの真意が読み取れたので、そう答えました。

すると、お客さんは、

本当のことを言ってくれるからいい~
」 

と言ってくれて、別のお魚を買ってくれました。

本当は、うまく言葉を選んで、売れ残っている魚を勧めたり、
ごまかして、売り上げを伸ばしたりするべきかもしれません。
お店のためには、そうあるべきかも知れません。

でも、私は、
ごまかしたり嘘を付いたりすることが苦手です。

やっぱり、正直でありたい。
そう思った一日でした。



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